Atlantic salmon

不定期のゆるゆるブログ

2/16:後悔の念

全然このブログ動かせてなくて申し訳ない。あ、別にあなたに謝っているわけではなくいずれまた見返す自分に対して謝っているのである。このブログの初期の記事にも書いていたと思うが、成長していくうえでの心の変化を観測したいから始めたのであって他人からあーだこーだ言われたいから始めたわけでは毛頭ない。

 

今日初めて自分の人生を後悔しそうになった。本来「後悔する」という事自体好きではない。反省はその後の改善に役立つが、後悔したところで得るものがないからだ。無理やりにでもひねり出すのならばメンタルケアですか。

なぜ自分の人生に後悔しそうになったかというと、せっかく音楽大学のピアノ専攻に入っているというのにこの春休みにやっていることといえばパソコンで音楽を作っている。という現状にだ。百歩譲ってボクが作曲専攻ならこの現状を正当化できるのだが、残念ながら全く作曲に関係ないピアノ科だ。言ってしまえば高校の段階の知識でもボクの今作っているような曲は作れるし、実際インターネットを見渡せば普通学校に通う高校生が作った曲が一万再生回っていたりする。しかもバカ高い学費払ってなぜ専門以外のことに自分の居場所を作ろうとしているのか甚だ疑問である。

 

ありがたいことにボクの曲を褒めてくれる人はいる。身の回りに人以外にもインターネットで知り合った人も。しかし別にボクの音楽知識やセンスを重点的に褒められたことなんて一度もないし一番褒められる内容としては歌詞である。もはや音楽関係ない。そもそも楽器を演奏するのとは違いDTMはパソコンの知識や技術も必要になってくる。

令和の時代。ネットの恐ろしい程に発達した時代の音楽はすごいスピードで消費されていく。そんな現場を数多く見てきたし自分だって例外ではない。

ボクは人間というものは長いことやってれば大抵人並みに出来るようになると信じている。だがこの異常な時代に音楽を作る技術を磨いている時間は無いのではないかと思ってしまった。訳の分からないコード進行や日本語に則さないメロディーラインが許容されるというのに少しクラシック音楽の知識を持っている人間に何ができる。AIがコードを押さえてくれる時代に和音記号が書けて何になる。

例えばボクが作曲専攻でジャンルは違えど曲作りのノウハウを知っているのなら知識でパワープレイができたのかもしれないが、ただのピアノを叩けるだけの猿が作る曲は誰からも必要とされないし、そんな馬鹿が居座れる場所はハナから無い。

 

そしてそろそろ就職活動をしなければいけない。というかもう遅いくらいだ。考えているのは一般企業。全くピアノに関係ないところだ。そう考えると何故音楽大学に入学したか益々わからないではないか。

 

「反省」という行為は次また発生する事柄に対してできることであって時間に対して反省は出来ないし過去を改善することももちろんできない。こうなってしまえばただそこで膝から崩れ落ち己の未熟さを嘆き後悔するしかないのだ。

もちろん過去を無駄にしないように大学で学んだ少しでも作曲に関連する事は無理にでも頭に叩き込むつもりであるし曲作りのモチベーションは維持し続けるつもりだ。

 

今年藻掻き続けていくと思うので来年のブログになんて書いているのか楽しみだ。

 

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